請求書を作成・発行する
請求書の自動採番、対象月の決まり方、自動集計、源泉所得税、PDF 出力、メール送信
最終更新: 2026/6/2
請求書は契約から作るのが基本ですが、契約なしの単発請求書も作れます。発行時点の事業者情報・振込先・クライアント名がスナップショットとして請求書側にコピーされるため、後で事業者情報を編集しても過去の請求書に影響しません。
請求書の一覧
サイドバー 売上管理 で請求書一覧が開きます。ステータスでフィルタしたり、詳細ページから PDF をダウンロードできます。

ステータスは 3 種類:
- 未払い:発行済み・未入金
- 支払済み:入金確認済み
- 期限超過:支払期限を過ぎても未入金
新規作成
右上 新規作成 から、または契約・クライアント詳細から起点にして作成できます。

フォームは PDF と同じ並び(請求先・発行者 → 件名 → 明細 → 合計 → 振込先 → 備考)で 1 枚のカードにまとまっています。上部の 発行者 ブロックに事業者情報が自動で読み込まれ、未設定の項目があれば「事業者情報を設定する →」リンクから設定ページに飛べます。振込先も同じく読み取り表示され、未設定なら破線ボックスでガイドが出ます。
入力項目
| 項目 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 契約 | 任意 | 契約を選ぶと明細が自動生成。契約なしの単発請求書も可 |
| 敬称 | 任意 | 請求先名の後ろに付く敬称。クライアントの登録値を初期表示し、御中/様/なし+自由入力で変更可。空欄にすると敬称なし |
| 発行日 | 必須 | デフォルトは今日 |
| 支払期限 | 必須 | 事業者情報のデフォルト日数(例:30 日後)が初期値 |
| 請求対象月 | 任意 | 月額契約のときだけ表示。発行日から自動推定(後述) |
| 件名 | 任意 | 例:「コーチングセッション料」 |
| 明細 | 必須 | 内容・数量・単価。各行に「課税」「源泉」チェックがあり、消費税の課税対象・源泉徴収の対象を明細ごとに指定(後述)。自動生成された行は手動編集可能 |
| 備考 | 任意 | 事業者情報の備考デフォルト文言が初期値 |
番号の自動採番
請求書番号は事業者情報の 番号プレフィックス を頭につけて、発行日の年+連番(3 桁ゼロ埋め)で自動採番されます。
例:プレフィックス INV → INV-2026-001、INV-2026-002、…
連番は事業者情報の nextInvoiceNumber で管理され、請求書を作るたびに 1 ずつ増えます。連番はコーチごとに独立しているため、複数のコーチが同時に作っても重複しません。
請求対象月(月額契約のみ)
月額契約を選択すると 請求対象月 の入力欄が表示されます。発行日に合わせて自動で初期値が決まります:
- 発行日が 1 〜 10 日 → 前月(月初発行=前月分清算パターン)
- 発行日が 11 日以降 → 当月(月末発行=当月分清算パターン)
月額+超過モデルの契約では、ここで指定した月のセッション実績が自動集計されます。詳しくは 月額+超過単価モデルの使い方 を参照してください。
明細の自動生成
契約を選ぶと、契約タイプに応じて明細の初期値が入ります:
- 月額制(通常):「{契約名} {N}回」× {N} × {月額 ÷ N}
- 月額制(月額+超過モデル):「{契約名} 月額料金({年}年{月}月分)」+ 必要に応じて「追加セッション({N}回)」
- 案件制:「{契約名}」× 1 × 総額
自動生成行は 手動で編集可能 です。実態に合わせて調整してください。明細は 行を追加 で行を増やしたり、ゴミ箱アイコンで削除できます。
消費税(明細ごとに課税対象を指定)
消費税は 課税対象の明細を合算した額に 10% を適用します。各明細行の 「課税」チェック で、その行を消費税の対象にするかを選べます(初期値は ON)。
- 交通費や立替実費など、消費税の対象外のものはチェックを外してください。対象外の明細は税額の計算から除かれます。
- 小計は全明細の合計、合計は「小計+消費税」です。対象外の明細も小計・合計には含まれます。
- 請求書詳細と PDF では、対象外の明細に 「税対象外」 の表示が付きます。
- 軽減税率 8% には未対応です(課税対象は一律 10%)。
源泉所得税の控除(明細ごとに指定)
個人で報酬を受け取っていて、支払者側が源泉徴収する場合は、源泉徴収の対象にしたい明細行の 「源泉」チェックボックス を ON にしてください。報酬・料金は対象、交通費や立替実費・物販は対象外、というように 1 枚の請求書の中で混在させられます。
- 源泉対象にチェックした明細の税抜額を 合算 し、その合計に対して 100 万円までは 10.21%、100 万円を超える部分は 20.42% を計算します
- 100 万円の区切りは「1 回の支払の報酬総額」に対する区分なので、対象明細を合算した額に 1 回だけ 適用します(明細ごとに別々に計算して足すわけではありません)。複数の報酬明細があるときに税額がズレないための仕様です
- 源泉対象が 1 つでもあると、PDF のヘッダー金額が「ご請求金額」から 「お振込金額」(合計から源泉所得税を引いた金額)に切り替わり、合計セクションにも「源泉所得税」「お振込金額」の行が追加されます
- 対象明細には 「※」 マークが付き、明細の下に「※ 源泉徴収対象」の注記が表示されるので、受取側にも内訳が伝わります
- 計算した控除額は請求書ごとにスナップショット保存されるため、税率ルールが将来変わっても過去の請求書には影響しません
- 売上集計(管理ダッシュボード等)は税込合計ベースのままで、控除分は差し引きません
請求書の詳細・PDF・メール送信
作成済みの請求書をクリックすると詳細ページが開きます。PDF と同じレイアウトで内容を確認でき、ヘッダーから PDF ダウンロード・メール送信・ステータス変更・編集ができます。

- PDF ダウンロード:日本語フォント対応の PDF が即座に生成されます
- メール送信:クライアントのメールアドレスに PDF を添付して送信。送信履歴(送信日時)も記録されます。源泉所得税の控除があるときはメール本文にも「合計/源泉所得税/お振込金額」が記載されます
- ステータス変更:ヘッダーの ステータス ドロップダウン から「未払い」「支払済」「期限超過」を直接切り替えます
PDF の体裁は事業者情報のロゴ・社印画像、振込先、適格請求書登録番号がそのまま反映されます。
スナップショットの仕組み
請求書を作成した瞬間に、その時点の以下の情報が請求書側にコピーされます:
- 屋号・住所・電話番号・メール(発行者)
- 適格請求書登録番号
- 振込先(銀行・支店・口座種別・口座番号・名義)
- クライアント名と敬称
- ロゴ・社印の URL
- 源泉所得税の控除額
後で事業者情報やクライアント名を編集しても、過去の請求書 PDF はその時点の情報のままです。